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2016年6月19日 (日)

「装演」 というカルチャー …

 

 

単に雑誌を読んでいるだけで、

「涙があふれて目の前が霞んでくる…」 

そこまでのことって、普通はなかなかないことだと思うけれど、

Perfumeを取り上げた、その深い世界を丹念に伝える雑誌記事を読んでいると、

ほんと、感動で震えてくることがよくあります……

 

 

『装苑 2016.05 「Perfumeというカルチャー」 』、

この、Perfumeの衣装・スタイリングに関する特集記事も、

またひとつ、Perfumeに集まりPerfumeをデザインする人たちの仕事の凄さが垣間みれて、

知れば知るほど、

Perfumeって、そこまでこだわりを追い求めているのかと…

感嘆のため息とともにジワ~ッと目にあふれるものを感じるのです…。

 

 

ワタシがPerfumeにどハマったのは、シングルで言うとDFなのですが、

そのMVや 「BUDOUKa~N!」 の En.でもおなじみの、あの 「からし色の衣装」 と言えば、

スタイリスト内沢研氏の衣装。 あの頃のステージ衣装はほとんど内沢氏のスタイリングでしたよね。

あの衣装、3人とも同じからし色でありながら、生地の素材や色合いが微妙に違っていたように、

内沢氏の衣装の手法は、それぞれ異なる既製服をベースにアレンジを加え、

一見、街で見かける 「パーティー帰り」 の女の子の装いに見えるようで、

でもよく見ればもっとドレッシーで、

さり気ないオシャレさ… そこがイイところでしたね。

 

その後、2010年頃からでしょうか、

3人の衣装は、変態丈・ワンピ・パンツスタイルの 「基本形」 はそのままに、

色柄や装飾は3人共通性を持たせた、「おそろい」 の感じが強くなっていきましたね。

内沢氏最後の作品となりました ねぇでは、マリメッコの既製服ベースでしたが、

もうほぼ、おそろい感を前面に出した衣装になりました。

 

その後、メインのスタイリストさんが変わって、

基本的に既製品ベースではなくなり、一から制作されるようになって、

一層 「おそろい感」 が強まっていって、その流れが現在も進化・継続している…

ってところでしょうか。

 

この変化について、

あ~ちゃんの言い方では、

「同じものの方が、踊った時に揃って綺麗に見える。」

ってところかと想いますが、『装苑』 の記事では、

現在の各スタイリスト氏へのインタビューから、その意図が語られています。

 

 

まずお一人目、三田真一(Shinichi Miter)氏。

 

この方は、レザビのあの黒い衣装から関わってこられているそうです。

そして氏のスタンスは、

「衣装は楽曲のイメージを拡張し、世界観を深めるツール」 なのだという。

 

例えば、あの 「女スパイ風」 衣装の、スカートとオーガンジーが、

アシンメトリーに大胆にカットされている部分、

あれは実は、曲のサビ 「♪ストレイト~…」 の歌詞と、

振付けのポージングと呼応するようにデザインされているのだという。

つまりここかと思われますが、

 

   Uvs160618001

 

確かに、Perfumeがグイッとのけ反る瞬間、

背中側に長く伸びている衣装が、フワッと揺れて動きを見せます。

衣装も歌ってます!ww

と同時に、オレンジの裏地がチラリとのぞいてハッとさせられます。

 

また三田氏はこれ以降も、SoLの、あの音楽に合わせて電飾が光る衣装や、

カンヌライオンズフェスティバルで、世界の度肝を抜いたあのSamtのパフォーマンス、

プロジェクションマッピングを投影した、あの電動開閉式の衣装などを手掛けており、

最近ではSTORYでの、幻想的に発光する白黒グレーの切り返しがカッコいいあの衣装も、

三田氏の作品だという。

 

こういった、楽曲のイメージや先端テクノロジーを駆使した演出とシンクロした衣装づくりに、

この方は手腕を発揮されるようで、

特に2010年の東京ドーム以降、Perfumeのパフォーマンスが劇的に進化、変遷してきた中で、

内沢氏から三田氏への移行というのは、

極めて自然な成りゆきだったのだと、納得させられますね…。

 

 

そしてSamtの衣装でも、もう一方の、MVのストーリーが印象的だったこちらの衣装は、

 

   Dsc_03002_2

 

Toshio Takeda氏の作品だそうだ。

 

この方のコンセプトは、

「見る人が “こんな洋服があったらいいな” と思わせ、アーティストへの憧れをつくる…」 こと、だという。

正直、一般男子にはなかなか女性のファッションってピンとこないものですけれど、

この衣装のコスプレをした女子をライブ会場などで見かけると、

「わっ、可愛い!」 って素直に感じるから、

女子にしてみれば、アピール度が相当高いものなのであろうと、想像できます。

二重になった襟の白い丸い部分とか、絶妙なAラインとか、

「カワイイ~!」 ってなるのかもしれません。

 

 

またこの方の衣装は他にも、WT1のオープニングの衣装もそうで、

白地に黒色のラインがあしらわれたこれですが、

 

   Uvs130102001_2  

 

この黒いライン、あれは何なんだ?!意味あるの?って、ず~っと疑問だったのですが、

いや、正直あの模様はイマイチだな… って思ってたのですが、

あれはなんと 「デジタル機器の波形のイメージ」 なんだそうで、

いやいや、そんなのフツー分かるかい!ってところですが、

でもそれを知ると、やはりPerfumeのプロダクツにはちゃんと意味合いがあって、

それはPerfumeの世界観を表現しているものであり、

そう考えると、俄然あの模様がカッコよく見えてくるから不思議です。

 

さらに、あの黒ライン、刺繍で一本一本縫われているのだそうだ!!

それが照明に当たるとキラキラ輝くのだという…

この作り込みにはもう、驚嘆で言葉も出ない…。

 

っていうか、細かすぎて伝わらないよ… ww。

 

 

 

っていう感じで、

衣装ひとつとっても、もう、スタイリスト氏それぞれのこだわりや熱がハンパない。

しかも、お二方自身がアーティストとしても一流なのに、

決して自分のやりたいデザイン、個性を主張することなく、

あくまでも、Perfumeを創造するツールの一つであることに徹していることに、感動を覚えます。

 

さらに、

 

「一つの衣装にたくさんの要素のレイヤーを重ねることで、

 10年後に見ても通用するものを作りたいと思っているんです。」 (三田氏談)

 

とか、

 

「ハイファッションを着て未来的な世界観を融合させたら、

 彼女たちがどんな新しい表現を生み出すのか、いつか見てみたいんですよね。」 (Takeda氏談)

 

というように、

彼らはもう、…っていうか、彼らもまた、

Perfumeの今後のさらなる活躍を見据えているし、

ず~っとこの先まで、Perfumeと関わっていたい気持ちを表していて、

こういうクリエイターらのコメントが、ファンとしてもありがた過ぎるし嬉しいし、

 

も~、Perfumeって完璧すぎっ! ますます好きになっちゃいますよっ!

 

…っていう感じです…。

 

 

ということで、

現在のメインのスタイリストの方々のインタビュー記事でしたが、

衣装チームの直接の言葉というのは、ちょっと今まで記憶がなかったです。

恐らくほぼ初めてかと思います。少なくともワタシがファンになってからは。

さすがファッション誌ならではの切り口であって、

しかもこのお二人の作品だけでもそれぞれの切り口があって、

一着一着、それぞれが楽曲やライブ演出と深く融合していて、

 

Perfumeの衣装もまた、音楽を奏でているもの、なのだな…

 

っていうことを、しみじみと感じます…。

 

 

いや~…

この魅惑の Perfume World、まだまだ無限の広がりを感じさせますね!

 

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Perfume」カテゴリの記事

コメント

uncleです。


いろいろ疎い私も、特に衣装には疎く、いつもながら、今回もまた
激しくおととさんに勉強させていただいた思いです。

確かに、新しいファンの皆さまが、「チームPerfume」にのめり込んでいく時、

本人たち→中田さん→MIKIKO先生→もっさんを始めとするアミューズスタッフ
→ライゾマのみなさん→ウッチー監督を始めとするライブスタッフ、、、、

てな感じで深化していくと思うのですが、衣装まではなかなか、だと思います。

これが女性ファンだとまた違うんでしょうね。
特に、ライブ会場でコスプレしているお嬢さんたちを見ていると、
衣装にも人気のあるないがあって、
女子が「私も作って着たくなる」衣装ってあるんだろうな、って思います
(もちろん、既製品を使って簡単に作れるかどうかの壁も大きいでしょうが)。

なのに、おととさん、オヤジのくせに、、、、久しぶりに、私から最大限の称賛の言葉を、、


そんなに衣装への造詣が深いおととさんなんて、「キモすぎるぞ!!!」。


仙台のグッズ売り場の隣の、ダンスヒール売り場に目が釘付けになったいたで
あろう姿が脳裏に浮かびます、、、。


ライブでは、直角のころまでは、

まず最初の衣装 → 後半戦の着替え曲で2着目 → アンコールで3着目

というのが定番だったように思うのですが、
最近、早着替えが多く、ハッとさせられることも多くなってきました。

1ライブで何パターンが定番になっているのでしょうか?

それだけ、衣装にもさらに力を入れてきてるということなのだと思います。

ますます隙間がなく進化し続けるPerfumeライブですね。

uncleさん、コメントありがとうございます。


いえいえ、ワタシも『装苑』様のおかげでお勉強させていただいただけですヨ。

今の三田氏とかの衣装って、結構賛否両論なんですよね。2009年頃までとは明確に違いますから。

でもあのこだわりのPerfumeが選択してきたということは、意味があることなんではないかと。

その意味が今回の雑誌でよく解かりましたね。これも進化、深化の一つです。


ライブ会場でのコスプレさん見学も恒例になりました。今回の宮城でも図々しくも

何組ものおねい様達の写真撮らせてもらってきました。(^^; 

いや、彼女らはさぞキモチ悪かったろうな~って、思います。

でもやっぱりキレイなものやカッコいいものはイイです!撮っておきたいものです。


しかしuncleさん、何で分かったの!?(笑)さすが長い付き合いですね。(笑)

お察しのとおり、

宮城のダンスヒール売り場でも、10秒間ぐらいジ~ッと見ていましたら、店員のおねいさんに、

「いかがですか~?」って声かけられました。(^^;

どう思ってワタシに勧めてきたのか、いかんせん分からんかったのですが、

(はて、このオッサンは潜在的「そうでない人」に見えたのか、
 
 はたまた、奥さまへのプレゼントにどうぞ!っていう意味だったのか…)

いや、さすがに買ってったら、夫婦関係に重大な亀裂が発生しかねないですから買いませんでしたけどね、

でも正直、買って部屋に飾っておきたいですね。観賞用に。だってキレイでカッコいいですもの!


そうですねぇ、ライブ衣装も序盤から早替えして、一気に雰囲気をチェンジしてきたりしますね。

それもやっぱ、2010年ドームあたりからでしょう。

最近は4~5パターンも普通になってきてませんか?

早替えには、当然次の衣装を下に着込んでおかなければならなく、

そのためには専門的なデザインや作り方が必要でしょうし、もう機能性ツールですよね。

そういう部分もワタシなんかは非常に興味をそそられるところですね。

ワタシらのCEアリーナツアーも終わってしまいましたし、

早くも次のライブが楽しみになってきました!

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