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2011年2月22日 (火)

『ビタミンドロップ』で感じたこと

私、先週末ちょっと体調を崩しまして、せっかくの休日なのに寝込んでしまいました。
医療従事者である妻からは「その病気は寝てるしかないから。」と言われたので、苦しみつつおとなしく布団に入っていました。

一日中寝ているとだんだん眠りが浅くなってきて、ふと頭をよぎったのは『信じるのは~、治癒能力だけ~』の歌でした。

ご存知のとおり『ビタミンドロップ』は、Perfumeインディーズ時代の2004年のサードシングル曲ですね。

私は新参ですので、このあたりの楽曲は当然後追いで知ったわけですが、『CompleteBest』を聴き始めたころ、前半のメジャーデビュー以降の4曲のあと、これらインディーズ時代の楽曲を聴いたとき、もうガツンと面食らったんです。第一印象としては前半の楽曲とはかなり異質のものに感じました。
作曲とサウンドは現在に続く中田ヤスタカ氏ですが、現在よりもポップでシンプル、キラキラ感があり、ボーカルを聴かせるような感じですね。
これは当時の3人の年齢(15,6歳でしょうか。)や「テクノポップアイドル」というコンセプトに沿って、かわいらしさ、少女らしさを表したものなのかな、なんて思います。

そして、とても気になるのが歌詞ですよね。
ちょっと既成のアイドルソングの常識からすればタブーだろう、というような辛らつで、重い、ネガティブな言葉が並んでいるんですよね……。

『ビタドロ』で言えば、例えば「深い傷口ふさぐ」、「言葉の暴力」とか、「笑顔で嘘つき」とか……
「えっ、何でなんだろう……」って思いました。これからメジャーデビュー目指して売っていこう、っていうイメージではないですよね。すごく動揺しました。

この時代の作詞家、木の子氏ですが略歴は調べてみました。中田氏とは学生時代からの繋がりで作詞を担当されたようですね。それまでは作詞家として名を馳せていた訳ではないようでしたので、事務所側が中田氏に相通ずる何かを感じての抜擢だったのでしょうか。
何かを知りたくて、改めて歌詞カードを広げてみました。

そしたら、
木の子氏の書いた『ビタドロ』の歌詞、最後までよーく読んでいくと、最後の方は「退屈を脱いで始めなくちゃ」とか「負けずに補給よ」で終わっていくんですね。つまり自分で光明を見つけて立ち上がっていこうよ、っていうポジティブなメッセージがちゃんとあるんですね。

一度辛いこと、悲しいこと、汚いこと、挫折を味わうからこそ、自分で立ち上がって少しづつ前に進む力がわいてくるものだ、と言いたいがために前半の辛い言葉が必要だったんでしょうね。
ただ「夢見てがんばろう!」オンリーの歌ではなく、凄くリアルな人間像を表している歌だな、って思い直しました。
そして、これは商業重視の単なる「歌詞」ではなく「詩」だな、って思いました…。

やはり、中田氏と同様、この木の子氏も希有な才能の持ち主だったのですね。

そして、この一見ネガティブだけれども、実は等身大の前向きさを詩的に伝えるこの歌を、まだ15,6歳だけれども、ヒットを夢見て地道に小さなステージを踏み続けている3人の未完の才能に預け、そのアンバランスさを逆手に唯一無二な存在を目指す、というチームPerfumeの方向性は、当時も現在も全く変わらないのだな、って改めて感じました。 

最後に、22歳となって様々な経験を重ねて成長した現在のPerfumeに、できることならもう一度木の子氏作詩の楽曲で、オッサンの胸ぐらをガツンとたたいてほしいな、というのは叶わぬ願いでしょうか?

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Perfume」カテゴリの記事

コメント

はじめまして

 今日は、仕事が早く切り上げられたので有休をとって、自宅でビタミン補給中です。

そうなんですよ〜 初期の歌って、ネガティブなようで「戦い」の歌なんですよね。

前に向かって進むというか…

おっさんとしても、モッシュなんか恐れずにFESに参加しましょう!(笑)

大丈夫、モッシュの後方でも十分にPerfumeを楽しむことは出来ますよ

uncleです。

以前YOU TUBEを探していて、偶然木の子女史のインタビューを見つけた
ことがあり、とっても素敵な女性(女性であることもこの時初めて知りました)
だったと記憶しております。

確かに初期の頃はアイドルなのに結構シュールな歌を歌うということで、
一部ファンの間では支持されていたようですね。

「エレベーター」なんかも、結構深刻な内容をさらっと歌っていますよね。

それと木の子さんの歌詞はなぜか食べ物系が多いのも特徴ですね。

次のアルバムの曲の中に、予告なしに「曲:中田ヤスタカ 詞:木の子」なんて
あったら、ファンはもう、上へ下への大騒ぎですな。

私も聴きたい!


セラミックおじさんさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

ミラクル・ヤンさんのところに出入りしている、おととです。
ちょっと、キー打つ指が震えております。(歳のせいではありません。)

コメントさせていただくのは初めてですが、貴殿のブログはずっと以前から拝見させていただいております。
貴殿を始め、黒…さんですとか、ele…さん、 PP…さん ロボ…さんといった方々(もっともっといますが)は、私の中では「巨匠たち」であり、雲の上の仙人のような方々ですので、コメントいただき、いたく恐縮しております。 
未熟者ですがどうぞよろしくおねがいします!

>おっさんとしても、モッシュなんか恐れずにFESに参加しましょう!
はい、激しいモッシュの後ろ~の方で、激しいムッシュパワーを見せつけようと意気込んでおります。

uncleさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよ。木の子さんの詞のスゴさ、改めて知りましたよ~。
でも結局商業的には振るわなかったので、近未来テクノポップユニットへの進化と合わせるように去られてしまったんですよね~……。

最近の黄色い声援拡大路線からしても、木の子さん作詞シングル復活はまずあり得ないのかもしれませんが、せめてアルバムの中でなら…… って思いますよね!

ホント、コンプリートに入ってる初期の楽曲の歌詞って、「これ、アイドルに歌わせるの?」と思う様なのばっかりですよね。モノクロームエフェクトなんて、売れないアイドルグループのあがき、って読めちゃうし、コンピュータードライビングも、もっと自分を出さなくちゃ、って叱られてるみたいだし、なんか、かわいそうになってきちゃうことがあります。
でも、それを無邪気に、もしかしてあまり意味わかってない?って感じで一生懸命に歌っちゃうんですよ。それがまた痛々しかったりして。

ビタミンドロップでは、パラパラとしかお客さんがいない屋外のイベントで、全力で歌い踊っている動画がありました。色んな所で、確か道夏大陸さんの動画でも使われてた様な気がするのですが、あれはグッと来ます。でまた、振り付けが完璧!レベル高しっ!

ほんと、あの頃の動画や歌っていた曲の歌詞を見ると、過酷なまでに鍛えられてる、って感じがします。木の子さんはその辺、意図してやってたんでしょうか?少なくとも、普通のアイドル歌手みたいに、売れればいい、とかいう感覚はなかった様な気がするのですが。

ヤンさん、コメントありがとうございます。

インディーズ時代から『コンベス』発売後ぐらいまでの時代の映像見ると、ほんとに「最近ここまでガチンコで下積みしてきた後にブレイクしたアイドルって他にないよね!」って思いますよね。
誰とは言いませんが、中には後で美談化するために下積みをヤラセた、としか思えないグループもありますよ。

そのインディーズ時代、正直ルックス、歌唱力とも抜群ではなかったし、しかも地方出身のイモい3人が(ドームでのあ~ちゃんの言葉「ついこの間までイモな女子大生でした。」に私、目頭熱くなりました…。)何とかして他との差別化を図り、のし上がるためのひとつの挑戦として中田氏+木の子氏の楽曲があったのだと想像します。
セールス的には結局成功しなかったのですが、この頃から方向性に全くブレないで続けてきたことが今に繋がったわけですから、やっぱり「無駄なんてひとつもなかった。」は真実なんだと思います。


ところで、昨年のGirls Factoryライブのステージ後、大汗をかきながらもインタビュアーから「いい匂いがしてきますね」と言われた現在の美人3人娘ですが、いつぞやのPerfume Locks!で「モノクロームエフェクトの衣装は洗えなくて臭かった!」と言っていたのには、そのギャップに笑ってしまいました。

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